2006年12月 4日 (月)
Porcupine Tree 公演
11月29日(水)
WINTER & WINTERから出ている、アコーディオンのTEODORO ANZELLOTTIのJOHN CAGE集を聴きながら、ケイジの作品で楽譜が欲しいと思っていたものがネットで見つかったので発注。
音源を聴く限り、私の楽器でも演奏可能そうな音域の曲もあり、最初の1ページのみプリントアウトができたので見てみましたが、多分大丈夫だと感じました。ケイジの1930〜40年代の曲は弾いてみたいと思うものが多いのです。
昭和女子大学人美記念講堂へPorcupine Treeを聴きに行く。
箏とロックなんて結びつきにくい、と思っている方が多いかも知れませんが、日本の楽器はもともとの音色にノイズ成分が多く、エレクトリック・ギターの様にディストーションをかけなくてもすでにディストーションがかかっています。箏の場合は、できるだけノイズを入れないで演奏する工夫をしたり、逆にノイズを強調する事もあります。
また、プログレにも非常に親近感を持ってしまうのは、日本の古典は、一定の拍子をもたないのですね。3拍2拍3拍と続いたり、4拍で終始きれいに割り切れる曲なんて一つもありません。厳密な事を言うと、一定のテンポもありません。
でも、「あんたがた、どこさ」にも見られる様に、歌詞が重視されている事が多い、わらべ歌だって変拍子が含まれたものがとても多いのです。
だから日本人にとって、特に邦楽器に携わっている人間にとって、プログレッシブ・ロックとはとても受け入れやすいジャンルなのです。
公演中、私は意味にならない事を叫んでいました。雨の日も風の日もそして風邪の日も聴き込んだメロディーが耳の中に音圧と共に入ってくると、そりゃあ狂ってしまいます。
遅い夕食は三茶のイタリアン、ボン・グラードで。
写真は馬肉のサラミのサラダ。原宿、東郷神社の横にあったオー・バカナル時代からお世話になっているコマキさんが元気に動き回っていらして、嬉しくなりました。
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コメント
古典の良い演奏ってメトロノーム取れないですよね。
投稿: 芝慶一 | 2021年4月10日 (土) 10時08分