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2008年9月27日 (土)

Tokyo Conflux 2008の軌跡

私が出演した日にスタッフのぺこちゃんが撮ってくれた写真をアップしました。お時間が許す方は、見にきて下さいませ。

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2008年9月27日 (土)

大盛況 Tokyo Conflux 2008

 出演者や聴きに来て下さった方を含め、携わって下さったすべての方の優しさが連鎖したような、夢のような5日間でした。
 音楽的な事を語る必要はないような気もしますが、あえて言うならば、5日間に出演した音楽家は突然参加して下さった坂田明(s)さんも含めてたった10名でした。なのに連日組み合わせを変えるだけでここまで異なる音楽が展開されるのか、と驚きました。
 本日インゲブリクトが帰国。12月にアトミックのメンバーとして再来日します。
 さて、Tokyo Confluxを体験できなかった関西、中部地方の皆様。ペーター・ブロッツマン(s)、ポール・ニルセン・ラヴ(ds)と京都、大阪、名古屋を廻ります。このトリオ、東京以外で演奏するのは今回が初めてです。是非お越し下さい。
 きっと珍道中になるでしょうね。

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2008年9月25日 (木)

臨場感報告2

 本日も素晴らしい夜でした。何度かお会いしたお客様を見ると「Brother!」「Sister!」という気分になっていました。
 そしてMark Rappaportがドラムのノリ・タナカがどいう人かと説明した公演前の下りから感動していました。フェスティヴァルというものはペーターのような歴史的な巨匠から無名ながらも才能のある新鋭まで、次の世代への橋渡しとなる場所であるべきだと思っています。何千人も入る大会場ではありませんが、小さくても満員の公園通りクラシックス。お客さんの割れんばかりの拍手を聞きながら、最終日を待たずに「Tokyo Confluxは成功した」と思いました。
 最後の出演者全員によるアンコールを聴きながら、感動のあまり泣いている人もいました。また、今日はお休みのペーターやマッツも開場に来ていて、最初から最後まで演奏を聴いていました。音楽家の仕事は弾くだけではなく、聴く事なんだ、と改めて思った次第です。 
 いよいよ最終日。皆様にお会いできる事を心より楽しみにしております。

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2008年9月24日 (水)

臨場感報告

 21日(日)どしゃ降りの雨の中、公園通りクラシックスに大勢の皆様がお越し下さり、とても感謝しています。
 ポール・ニルセン・ラヴ(ds)、インゲブリクト・ホーケル・フラーテン(b)との久しぶりの共演でした。この編成の場合、たぶん箏の役割はピアノ・トリオでいうならピアノと思われるでしょう。ところがこのトリオにはそのような様式的な面がありません。むしろ私が流れを創り、ポールやインゴらがソリスト的な演奏をしたり、違った流れを重ねたりする。そういった様々な流れが交差する“conflux”がこのトリオの醍醐味ではないかと思っています。打ち合せなどの結果ではなく、不思議なことに数年前、いちばん最初にこのメンバーで演奏した時から、ごく自然にこのような音楽でした。
 それにしてもタフですね。ポールもインゴもマッツもペーターも、そしてこの日は飛び入りのケンも、みんな長旅にもかかかわらず凄まじい勢いで演奏していました。いろいろな意味で力をもらい、来日したすべてのメンバーに「ありがとう」と言いたいです。

22日(月)
 ザ・シング+ケン・ヴァンダーマーク、新宿ピットイン初日。
 初来日のケンがステージに上がると客席からかけ声。国内盤CDが一枚もリリースされていないにもかかわらず、ケンの存在は日本でも浸透している感があります。ファンにとって彼の生の音がどれだけ待ち望んだものであるかが感じ取られました。
 第2部ではペーター・ブロッツマン(s)が加わり、サウンドが更に引き締まった感じ。これだけ菅楽器が揃って即興しているのに、よくも統制がとれるものだと、彼らの関係の深さと歴史に感動しました。
マッツ・グスタフソン(s)のバリトン・サックスの音は、コントロール云々が素晴らしい、とか、そんな次元ではなく、こんなに凄い人がいるのか、と感嘆するばかりでした。

23日(火)
 ザ・シング+ケン・ヴァンダーマーク、2日目。
 びっくりゲストの坂田明(s)が2部より参加。小田原での公演後に駆けつけられ、直接ステージに上がられての演奏でした。
 全体の演奏時間が長かったにも関わらず、どのセットも飽きることなく、アッという間の一夜でした。
今日は公園通りクラシックスで『臨場感ナイト 2』。ノリ・タナカ(ds)やジム・オルーク(g)を迎え、初来日のケン・ヴァンダーマーク(s)をフィーチャーした、2種類の編成になります。
毎晩聴いているのに飽きないこのフェスティヴァルの顔ぶれ。ちょっとした強壮剤なんかを飲むより、聴きに来た方がよっぽど元気になりますよ。
 25日(木)はいよいよ最終日の『ブロッツフェス 2008』。私も演奏します。皆さん、六本木スーパー・デラックスに是非お越し下さい。

Classics

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2008年9月20日 (土)

Tokyo Conflux 2008: 臨場感ナイト 1

 いよいよ明日21日からTokyo Conflux 2008が始まります。本日、私の親父様ペーター・ブロッツマン氏が来日。残る海外組は何と明日(つまり初日当日)の朝到着という緊張感あるスケジュール。最悪、彼らが間に合わなかったら、ペーターと私のデュオ+主催者の裸踊りという世にも珍しい催しになるかも知れません…おーっ、怖。たぶん大丈夫でしょう。
 私の海外公演では、たまにですが楽器が現地に届いていない事があるので、演奏当日の現地入りはまずありえません。また、時差が大きい欧米に飛んで、到着した日に完璧な演奏ができるほどの体力と集中力が自分にあるかどうかも、あまり自信がありません。ほんと、ヴァイキングたちにはかないませんね。きっと終演後の打ち上げも元気いっぱいで大騒ぎになるでしょう。
 台風は通り過ぎても、東京はそのまま台風の目。英文雑誌『Metropolis』最新号の記事にも書いてありましたが、このメンバーでこの値段のチケット、それぞれの音楽家の心意気とでもいいましょうか、「マッツが行くのなら俺も…」「ペーターが行くのなら俺も…」といった連鎖反応から実現した贅沢なプログラムです。一緒に体感しましょう!
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2008年9月18日 (木)

午睡ノススメ

9月15日(月)
 いろいろあって国連に勤めている才女S嬢と共に遅めの昼食。ほんと、こういう時にオーバカナル紀尾井町店は午後2時までランチをやっているので助かります。子羊のカレー煮込みとえへへ、シャンパンを1杯。デザートにヌガー、コーヒーを頂き軽やかに会話が弾みました。毎日激務のS嬢ですが、いつもくったくがなく明るく前向きで尊敬できる人です。

16日(火)
 いつもお世話になっているyamasinさんの個展『午睡ノススメ』が現代ハイツで行われていたので、12月に久しぶりに共演することになった三橋美香子(voc)さんと東北沢駅で待ち合わせて伺いました。初めて行く場所と思っていたそこは以前、秋山徹次(g)さんやその後幾度となく共演する事になったジェイソン・レブキ(b)さんの演奏を始めて聴いたギャラリーでした。懐かしいです。
 ここは意外と音が良いのですよね〜。
 さて、yamasinさんの作品。ネットで少々拝見しましたが、やはり所詮コンピューターでの画像。色そのもの印象、細やかな色彩、ぼかし加減など実物はコンピューターで見るものとは比較にならないほど良く、命の息づかいを感じるものでした。しかも、以前の作品とも作風が異なり、なんて意欲的な方なんだろうと頭が下がりました。今後もとても楽しみです。
 さっさと帰宅するつもりが…ここのカフェのガトーショコラ(殊の外しっとりしており、濃厚すぎず軽すぎず、頂いた後にハミングしたくなるような感じ)とコーヒーを頂き、美香ちゃんと思い切り話をしました。
 私の声は大きいので、静かな昼下がりのギャラリーにはご迷惑をかけたかも知れません。

17日(水)
 今日も教えながら感じたのですが、箏は弾く人によってホント音が違うのですよね。木に糸を張っただけの原始的な構造であるのと同時に、弾き方も基本的には爪を使うだけですから、その人の骨格、手や指の形、そしてその人の心が見事に反映されます。始めて間もない人でも簡単に自分だけの音が出せる。魅力的な楽器だなぁ、と改めて感じつつ叱咤激励しました。
 いよいよ来週はTokyo Conflux 2008。取材依頼の対応など、徐々に慌ただしくなってきました。
 明日はノルウェーでとてもお世話になったブッゲ・ヴェッセルトフト(key)さんが来日します。 別の仕事があってTokyo Confluxには出演できませんが、22日(月)のピットインには聴きに来たいと言っているそうです。いろいろな意味で楽しみな週になりそうです。

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2008年9月14日 (日)

古今調子

 FuzeことDavid Fiuczynski (g)が箏を勉強したいというので我が家へやってきました。
 彼は特に古典的なテクニックに興味を持っているようで、まずはギターでそれらを再現するという「レッスン」で始まりましたが、「最初のDはこう、次のDは前のDよりもちょっと低めに弾く」といった細かい指示もアッという間に習得し、秀才ぶりを目の当たりにしました。が、こういった音の気遣いをすると、典型的な古典のフレーズをギターで弾いてもうさんくさくならず、これは私自身ちょっとした驚きでした。
 そしてセッション。今度は彼が様々な決めごとを作り、それらをベースに即興デュオをしました。例えば「自分で作ったフレーズを徐々に1拍づつ増やして展開して行く」など、難しい内容もありました。いや〜っ、面白かったですね。
 Fuzeの考え方はとても新鮮で、今後の作品のヒントを沢山もらいました。セッション終了後も元気にトミー・キャンベル(ds)らとのリハーサルへ出かけました。また会える日が楽しみです。


Session

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2008年9月12日 (金)

Fuze

 ここ1週間、愛知県で教授活動をしておりました。新しい入門生が数名増え、近所のスーパーマーケットへ行けば中学、高校時代の友人に会ったり、また、新鮮なお魚を食すなど、充実の日々でした。
 友人のDavid Fiuczynski (g)がClub d'Elfというバンドで来日しており、昨夜、六本木スーパー・デラックスへ聴きに行きました。Davidは現在バークリー音楽院のギター科で教えていますが、この日の演奏はそういったアカデミックな経歴を忘れさせる、個性溢れる演奏でした。昨年、一緒に豆腐料理を食べに行った時も、日本の微分音について、また「間」についてなど、質問攻めでした。今回の彼の演奏はそういった彼の興味を実に反映させていたと思います。彼の名を世に知らしめたロック・バンドScreaming Headless Torsosも復活させたそうで、これからの彼の活動も目が離せません。
 音楽を中心にした生活を送っている以上、学んだ事の鍛錬だけでなく、欠点をさらけ出す覚悟で自分自身の音楽を探し続けなくてはいけない、Fuzeの演奏を聴き改めて思った次第です。

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2008年9月 1日 (月)

Tokyo Conflux 2008

 次の私のLIVEは今月行われる『Tokyo Conflux 2008』の初日21日(日)と最終日25日(木)です。
 “Conflux”とは合流点という意味ですが、この5日間のミニ・フェスティバルにはヨーロッパやアメリカの方々、そして日本からは私と灰野敬二さん(ギター)、先日ピットインの『ジム・オルーク 2 Days』で初共演した田中徳崇さん(ドラムス)が参加します。
 まずは初日、渋谷の公園通りクラシックスにて『臨場感ナイト 1』。一昨年リリースしたCD『ライヴ!アット・スーパーデラックス』のメンバーとの再会、ポール・ニルセン・ラヴ(ドラムス)、インゲブリクト・ホーケル・フラーテン(ベース)とのトリオで演奏します。
 初共演中、その異常なテンションの高さにぶっとんで叫んでいるお客さんもいたりしまして、公演直後からCD化を熱望する声が多かったのですが、プロデューサーは最初からこういった展開になる事を予想していたと言っていましたね。しかし、楽屋で軽く自己紹介をしただけで、本番前は簡単なサウンドチェックのみ。今考えても、驚異の一夜でした。でも、あのような経験をしてしまうと、音楽家同士の出会いは偶然ではない、と改めて感じます。昨年もピットインでインゲブリグトとポールと共演しましたが、ある種独特のサウンドをもつレギュラーバンドのようにさえ思えました。
 21日のもう一つのセットは“The Fat Is Gone”。自分の体に対する願いではなく、ペーター・ブロッツマン(サックス)、マッツ・グスタフソン(サックス)、ポール・ニルセン・ラブ(ドラムス)からなるトリオの名前です。CDでしか聴いた事がないこの強力なトリオを生で、しかも日本で聴けるなんて本当に嬉しいです。待ち望んでいた方々も多いはずです。
 最終日の25日(木)はペーター・ブロッツマンをフィーチャーした『ブロッツフェス 08』。昨年3月に開催された第一回は大盛況のうちに終わりましたが、今年も六本木スーパーデラックスで行われます。ペーターと共演するメンバーはマッツ・グスタフソン(サックス)、ポール・ニルセン・ラヴ(ドラムス)、灰野敬二(ギター)、初来日のケン・ヴァンダーマーク(サックス)。私はぺーターとポールとのトリオで出演する予定です。このトリオは一昨年から定期的にツアーをしており、今回は4月のノルウェー・ツアー以来で、11月にもオーストリアとトルコで公演予定があります。“Brötzmann / Yagi / Nilssen-Love”はバンドとしてかなりまとまってきたと思いますが、その記憶に頼りすぎず新たな気持ちでガツンと決めたいと思っています。
 私が出演しない日も凄い催しばかりで目が離せません。今からワクワクです。皆さん、聴き逃すと大変な事になりますよ!
 

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