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2008年10月26日 (日)

黒板キッチン

 以前からお世話になっているトミー夫妻と梅が丘の「黒板キッチン cui dou laku」で夕食。4名の中で音楽家は私一人、あとは全員ディレクター&プロデューサーでしたが、音楽に対する情熱はなんら変わりなく、私にしては珍しくシャンパン2杯、赤ワイン(スペイン産1杯、フランス産1杯)と大酒(実は、お酒は強くないのです)を飲み、熱く語り合った一時となりました。
 さて、ノルウェーの名うて録音/マスタリング・エンジニア、アウドゥン・ストリーペから、4月のブロッツマン/八木/ニルセン・ラヴによるノルウェー・ツアー最終日のライヴ音源が送られてきました。アウドゥンのおかげでどこをとっても素晴らしいバランスの良さ。LIVE会場を中心に販売している限定盤『HEAD ON』が残り少なくなってきて心寂しい気持ちでしたが、さらにレベルアップしたこのトリオの正規盤リリースがいよいよ間近になった感じです。Photo
麻薬!

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2008年10月25日 (土)

October

 なかなかまとまった時間が見つけられず、やっと日々の事を思い返す事ができました。

10月9日(木)
 渋谷O-nestでTapeとテニスコーツを聴く。どちらもとても楽しめました。
 2月にステン・サンデル・トリオで見たJohan Berthlingは凄まじい形相でコントラバスを弾いていましたが、Tapeでは優しそうな眼差しでギターを爪弾いており、彼の2面性がともて印象的でした。
 この夜、気になった事が一つ。テニスコーツの演奏中、客席の中から一眼レフで写真をバシャバシャ撮っている女性がおり、うるさいのでやめてもらうよう注意をしたら「すみません。スタッフで記録用の写真を撮っています」と。しかし、ギターの植野さんは、他の会場から音程やテンポまでしっかり聴き取れるほど漏れて来るベース音に「やりにくいです」と言うほど、弾く方も聴く方も努力が必要とされる一夜でした。
 スタッフとは、例えその日だけ雇われた人であっても、演奏者や観客の理解者でなくてはならないと思っています。できるだけ良い状況でお客さんに自分達の音を届けたいと思っている音楽家の気持ちも聴衆の気持ちも忘れて、自分の仕事を全うするべきでしょうか。お客さんが近くにいないミキシングボード付近で撮影するとか、音量が上がった時を狙って撮るなど、いろいろと配慮すべきではないでしょうか。私自身、演奏や企画する側の人間であるので、こういった事を忘れてはならないと感じた夜でした。

10月11日(土)
 文化庁主催の国際文化フォーラムのオープニングでKokooとの演奏。尺八という楽器の構造上とても大変であろうプログレ曲を落ち着いてこなす中村氏、安定した演奏をする真紀ちゃん。久しぶりでしたが、良い演奏ではなかったかと思います。
 帰宅時に紀尾井町のオーバカナルで一息入れて帰宅。

10月15日(水)
 生徒の高橋、関、加藤が東海市民病院のボランティアコンサートで演奏。なかなかコンサート会場などに足を運べない方々にも楽しんで頂けたのではないかと思います。演奏者も聴いて下さった皆さんと共に楽しい一時を過ごしましたようです。関わって下さったすべての方にお礼を申し上げます。

10月19日(日)
 生徒から頂いたチョコレート2種。素晴らしい賞を取ったいうものと、マダガスカルの70%カカオのチョコレート。どちらもカカオの粒が舌を複雑に刺激する深〜くて健康的な味わいでした。疲れた時に口にするチョコレートって、別世界に連れて行ってくれる特効薬ですね。

10月20日(月)
 メアリージェーンのまいちゃんと三宿のコムダビチュードでランチ。私よりもずっと年下ですが、歳の差を感じさせない落ち着いた雰囲気があり、見聞がひろく、楽しい一時を過ごさせて頂きました。いつかハジけたところも見てみたいです。帰り際にまいちゃんお手製のキャロットケーキを頂きましたが、これが絶品でした。

10月24日(金)
 『Norwegian Music Today』
を聴きに六本木スーパーデラックスへ。
 「今日のノルウェー実験音楽」と副題されていたので、どんなに難解であろうかと思って行きましたが、リズムもメロディーもハーモニーもわかりやすい進行もありました。リラックスして聴く事ができたし、久しぶりにAlexander Rishaugにも会えて、楽しい一夜になりました。Photo
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楽屋前にて、ブラジルの方々のサウンドチェックの音楽に合わせて

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2008年10月 8日 (水)

ZOOM

文化庁第6回国際文化フォーラムのリハーサルがスタジオサウンドポットで行われました。久しぶりに会った真紀ちゃん。相変わらず可愛いです。このイベントで私はKokooという中村明一(尺八)さんのバンドで出演、映像に音をつけるのですが、そのサイズが4分42秒。最も肝心なのが、ベースラインを弾いている真紀ちゃんのテンポ。という事になりますが、なんと真紀ちゃんは、曲の長さから4分42秒を割、1小節の秒数を出しきっちり練習してきていたので、最初の通しリハで4分48秒。2回目4分47秒という驚異的な時間で演奏できました。いやぁ〜人間て磨けばいろいろな能力が身に付くものなんですね。Photo休憩中に頂いたかぼちゃのケーキ。ぼけていてすみません。

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2008年10月 6日 (月)

クリスとポール

10月3日(金)
 急に涼しくなりましたが、風邪などひいていらっしゃらないでしょうか?ツアーから帰った私は布団を温かいものに変え、シーツや枕カバーなどもぜ〜んぶ洗濯して新しい物に変え、すっきりぐっすり眠りにつきました。たいした事ではありませんが、日々の生活をこのように丁寧に過ごす事ができるだけで、とても幸せな気分になります。
 昼食をコントワー松喜で。連れがパティシエールのピエール・エルメに間違えられ、思わぬ楽しい一時になりました。
 打ち合わせの後、「坂田明&ちかもらち」と「ジム・オルーク&恐山」の合体を聴きに新宿PIT INNへ。
 以前、渋谷メアリージェーンで偶然ジム・オルークに会い、その時、彼と同席していたのがビョークのツアーでたまたま日本に来ていたクリス・コルサーノ(d)でした。ドラマーとはとても思えない美しい肌と顔立ち(世の中のドラマーの皆さん、ごめんなさい)。以前からドラムスの怪人と聞いていましたから、その意外な風情に驚き、ますます彼の演奏を聴きたい衝動にかられました。しかも何を隠そう私はビョークが大好きなので、両方一緒に聴けるチャンスを頂いたのですが、残念ながらその時は仕事がすでに入っており、ようやく今夜、初めてクリスを聴きました。まぁ、クリスをじっくり聴くには本日のほうが良いに決まっていますが…
 いかにも怪人、今までに聴いた事のないような演奏でした。とにかく速い、速い。シンバルをミュートする手の動きなんて、カメレオンが獲物を舌でピュっと巻き込んで食べるように速く、もちろんその前後の動作も速い。まるで千手観音みたいです。
 ジムから「彼、すっごいよ〜」と聞いていたベーシスト、ダーリン・グレイは主にエレクトリック・ベーシストとして知られていますが、今回のツアーではコントラバスに専念。猛烈なオーバーアクションでスラップベースをしていると、楽器が1本足で立っている!(小学生時代、傘を立たせようとして遊んでいたのを思い出しました。)
 多少の疲労があっても、素晴らしい音楽に出会うとすべて帳消しになります。坂田さん、ジムさん、ありがとう。

10月4日(土)
 恵比寿のアタゴールでランチ。相変わらず野性的で力強くて美味しい料理です。人生をかけて創作しているものに出会うと、こちらも勇気を頂きます。
 今夜は、明日帰国するペーター・ブロッツマン(s)とポール・ニルセン・ラヴ(ds)の日本での最後の公演。来日後に急きょ決まった公演でしたが、予約が次々と入り、通常ジャズ喫茶として営業している渋谷メアリージェーンは超満員。
 生の音圧にファンはしびれっぱなし。本当に尋常ではない興奮状態の女性もいました。昨夜、新宿PIT INNでこれからの世界を担っていくであろう20代のドラマー、クリス・コルサーノを聴いて驚きましたが、今夜はポールの深さ、音色の多彩さ、そして力強さに改めて圧倒されました。まだ33歳。20年後、この人はいったいどうなっているのでしょう。

10月5日(日)
 来日中にペーターは新しいアルト・サックスを購入しましたが、古い方のアルトが飛行機に乗せてもらえず、我が家で主の迎えを待つ事になりました。それを除けばすべて順調に帰国の途に着きました。とはいえ、ペーターがドイツの自宅に滞在するのはわずか5日間。彼の人生にとって、我が家とはまとめて洗濯などをする滞在場所ではないでしょうか。
 ペーター、ポールとの次回の共演は来月のオーストリアとトルコになります。
 レッスン後、エグベルト・ジスモンチの日本公演の録画を見つつ、ピタとホムスとタヒニ、そしてフルーツの軽い昼食をとった後、Susanna Wallumrødを聴きに新宿PIT INNへ。エンジニアが同行しているおかげで、以前聴いた時よりもずっと良い近いサウンドで堪能しました。LIVEはアルバムと内容が違っていてもいいと思うのですが、LIVEならではの良さが出なくてはやる意味がないと思います。そういった意味でも今回の来日公演は大成功だったと言えるでしょう。
 紀尾井町オーバカナルのテラスで夕食。土の香りがし始めたなぁ、と思ったらぱたぱたと雨が降り始めました。私は雨が好きです。
 大好きなものに囲まれて幸せそうに眠る宮沢賢治が描いた自身の絵を思い出します。髪の先から鼓膜の奥まで、そういったものに浸っていられる事に感謝しています。
 With_peter
Matsuo_peter

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2008年10月 2日 (木)

Spirit & Power 2008

 京都、大阪、名古屋での公演を終え、昨日帰京しました。京都〜大阪を連日お越し頂いた方々や、東京と名古屋の両方に来て頂いた方もいらっしゃり、とても嬉しく思っています。ありがとうございました。
 大阪と京都ではケン・ヴァンダーマーク(s)のゲスト参加があり、驚かれた方もいらしたでしょうね。ケンは初来日、ポールは初めて京都や大阪を訪れました。彼らにとっても充実したツアーだったようです。
 ツアー中の様子を一部アルバムにアップしました。宜しければご覧下さい。
 さて、私の次の演奏は10月11日(土)です。13:30から、お台場の東京国際交流館プラザ平成国際交流会議場で開催される、文化庁第6回国際文化フォーラムのオープニングでKokoo(尺八・中村明一、17絃箏・磯貝真紀)と共に出演します。映像とシンクロした演奏です。久しぶりに磯貝さんに会えるので、リハーサルも含めとても楽しみです。

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