2009年1月18日 (日)
即興音楽を演奏していて他の音楽と違うと感じる点は、その日初めて会ったであってもその人の本質と向き合って音楽を作っていく事だと思います。そして、私にとっての醍醐味はそれだけでなくその人の「今」を感じられるという事です。今回はその醍醐味を満喫したなぁ〜、という強い印象を残すLIVEとなりました。
コルネットのジョシュ・バーマン、ベースのトーマス・モーガン、同じくベースのジェイソン・レブキ、ドラムスの田中徳崇。新鮮さと知性と勇気を感じる素晴らしい音の群れを体感しました。
いろいろなセッションがありましたが、その中でもジェイソンとトーマスもベースデュオは、興味深かったですね。彼らはお互いの名前は知っていたものの、今回東京で初対面、そして初デュオ。とても貴重な場面に遭遇しました。
トーマスは、このところニューヨークでうなぎ上りの評判で、かのゲイリー・ピーコックも絶賛するその実力と感性。ニューヨークで、音楽のみで生きて行けるという事は、つまり出身国ではトップレベル。どのジャンルの音楽に誘われてもA級の腕を披露しなくてはやっていけません。がそれだけでなく彼の評判はその個性にありました。ですから、どんな豪傑が来るかと思ったら、初々しく恥ずかしげに話す27歳の若者。ちょっと驚きました。
ジェイソンは(この日だけだったかも知れません)以前よりも音を多く使って表現しているような気がしました。もちろん音の重さは健在で、しかも華がありました。
また変わった編成の一つとして、箏とコルネットもありました。私は、初めてでした。ジョシュは自由で鋭い感性をもった方ですが、それを音楽として実現できるのは、根底に高い技術力が当然あるからだと感じました。
終盤、ノリ田中くん独自のビート感に満ちた長〜く心地よいソロがこの一夜の締めくくりとなりました。
今後の彼らの活動にとても興味があります。
さて、私の次のLIVEは3月4日(水)、同じく公園通りクラシックスに坂田明さん(サックス、クラリネット)と本田珠也さん(ドラムス)を迎えたトリオです。是非、お越し下さいませ。
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