« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月24日 (火)

転調

 箏はオープンチューニングなので、可能な音域の中であれば柱というブリッジを動かしたり、糸が巻いてあるピンを調節する事で、どんなスケールも弾けるのですが、その肝心な柱を動かす事を間違えてしまうと、緊張感のあるはずの曲がすっとんきょうになってしまい、笑いを誘う事さえあります。6月4日(土)『ごんぎつね』に参加する生徒さんたちは今、そんな危険を最も実感していることでしょうね。私も明日25日の公園通りクラシックスでのライヴ、そしてメールス・フェスティヴァルでは難しい転調をこなすのが課題となります。
 さて、明日を最後に東京でのライヴはしばらくお休みです。ぜひお越し下さいませ。

| | コメント (0)

2011年5月21日 (土)

八木美知依ダブル・トリオ

5月19日(金)
 私の唯一の財産といえば、私の周りにいて下さる人達でしょう。生徒も含め、友人にもとても恵まれています。
 5月25日(水)に渋谷・公園通りクラシックスで八木美知依ダブル・トリオのLIVEをしますが、今日はそのリハーサルを新宿ピットイン・スタジオで行いました。6月12日(土)、ドイツのメールス・ジャズ・フェスティヴァルにもこのメンバーで出演するので、その際のプログラムを想定してのリハになりました。音楽をさらに良くしようと珠也さんを中心に様々な意見が出ました。みんな、ずば抜けた才能を持ち合わせているだけでなく性格もすごくよくて素晴らしい人達。メールスのオーガナイザーのライナーさんは今年の3月、私の演奏をロンドンに聴きに来て下さいましたが、その折にフェスティヴァルの出演者の中でもこのバンドに対する期待の高さを話してくれました。裏切らない様、期待以上の何かを残していけるよう努力しようと思います。
 でもメールスは遠いので、ぜひ渋谷にお越し下さい!
2

| | コメント (2)

2011年5月19日 (木)

顛末の顛末

5月13日(金)
 来週に予定しているレコーディングの打ち合わせにホッピー神山さんがいらっしゃいました。楽しみです。
Photo_2

5月14日(土)
 東京レッスン日。この頃の楽器はどうも始めから鳴りすぎるのでは、と楽器屋さんに相談したら、それなら箏の内側を掘る前の木を見てもらい、少し厚めの楽器を作るのはどうかとの提案があり、何本か木がそろった時点で教室へ持って来てもらいました。今回購入するのは私ではなく生徒ですが、やはりプロのアドバイスは何よりだと思いますし、演奏だけでなく楽器を知る事も大切なので、私も立ち会って一緒に木を選びました。好奇心旺盛の私の可愛い生徒達から楽器屋さんは質問攻め。さぞ驚かれた事でしょう。でもネット上でも正しい情報がないので仕方がありません。私自身、桐の木を焼いた後に「うずくり」という物で研磨するという事を知り、参考になるひと時でした。  素晴らしい木を選ぶ事ができ、また、出来上がるまでの行程を写真に撮って下さるとの事で、ますます楽器に対して愛着がわくでしょうね。長野県諏訪市から来て下さった琴光堂和楽器店の中島さん、ありがとうございました。これからも好奇心旺盛な若い人達の気持ちに答えていって欲しいと思います。
0207063_s
これがうずくりです

5月15日(日)
 朗読とのデュオ『箏の顛末 Vol. 1』。松浦さんの朗読はもちろん素晴らしいのですが、もっと凄いのはその人間性だと思っています。いろいろな経験を目を背けずに生きていらしたのではないかと勝手にs想像していますが、それがあまり表面だって出て来ない強さのある美しさを持った方です。賢いだけではない、深さのある方です。この魅力に出会ってしまった人はなかなか離れられないでしょうね。という事で、私も離れられません。私達にしかできない《朗読+音楽》ができるのではないかと思っています。次回は夏を越して寒くなった頃にお届けしたいと思っています。

5月17日(火)、18日(水)
 7月15日〜18日に国立劇場で行われる日本舞踊協会主催の新作公演『かぐや』のためのレコーディング。キリロラさんの曲をホッピー神山さんがアレンジ。パーカッションの岡部洋一さん、チェロの坂本弘道さんと久しぶりの共演で楽しかったです。

5月19日(木)
 愛知の教室で楽器屋さんが箏の糸締めや、高橋が糸の調整をしました。これで6月4日の演奏会で使う殆どんの楽器の調整が終わりました。あとは練習ですね。

| | コメント (0)

2011年5月13日 (金)

箏の顛末リハーサル

5月11日(水)雨
 以前にも書きましたが、本番がある日は別として、私は雨の日はさほど嫌いではありません。雨音と、ちょっとヒンヤリした感触の空気が好きなんですね。でも、リハーサルのために我が家へ来て頂くには、とても申し訳ない天候になってしまいました。
 松浦このみさんとのリハーサル。進行にあたってこのみさんからのリクエストがあり、そのように演奏すると声を出して笑われて、気に入られた様子。「これでいきませんか」と。考えてもみなかったアヴァンギャルドな展開に、私の方が驚きました。このみさんの心の扉の奥に広がる大草原を知った思いです。ますます15日が楽しみになりました。ぜひ私達のコラボレーションを聴きにお出かけ下さいませ。

| | コメント (0)

2011年5月 5日 (木)

箏の顔

5月4日(水)
 6月4日(土)に催す私の教室の演奏会には、5月15日(日)に下北沢の風知空知で共演する朗読の松浦このみさんにもわざわざ来て頂き、新作を発表します。語って頂くのは『ごんぎつね』。今日は17絃箏・高橋弘子のソロ・パートを修正しました。本番が上手くいきますように。

5月5日(木)
 松浦このみさんのエッセイと山本周五郎作『山椿』を読み返しました。
 伝統楽器は良くも悪くも一音で意味深く響かせる事ができますが、今回はそれとは別に軽やかに舞う様な音も表現するつもりです。箏の様々な顔を楽しんで頂きたいと思っております。
 さて、朗読の松浦このみさんはこのような素敵な方です。楽しみお越し下さいませ。

『朗読と箏で空間をつくる〜Live 箏の顛末 Vol. 1』
出演: 松浦このみ(朗読)、八木美知依(21絃箏、17絃箏)
5月15日(日)
開場: 15:00、開演: 16:00
会場: 東京・下北沢 風知空知
予約・問合せ: グスト・デ・ピーロ事務局(Tel:080-6539-0270 / info@gusuto-de-piro.com

| | コメント (2)

2011年5月 3日 (火)

朗読と箏で空間をつくる〜Live 箏の顛末 Vol. 1

 音楽もそうかも知れませんが、言葉は語り手によって重厚になったり、意味そのものが陳腐に感じたり、と、不思議なものです。
 5月15日に共演する朗読の松浦このみさん。出会いは4年ほど前になると思います。
 このみさんが語る言葉は、その意味をもってすっと私達の胸に届きます。素晴らしい方です。多分、技術が素晴らしいだけでなく、このみさん自身がとても魅力的だからだと思います。
 いつまでも大切にしていきたいプロジェクトのスタートです。
今回は、当日までお楽しみのエッセイ、そしてポプラ社百年文庫を語ると題しまして山本周五郎作「山椿」そして私のソロコーナーがあります。
 下記はチラシの裏に記したこのLIVEに寄せる思いです。
 どうぞお誘い合わせの上お越し下さい。

このみさんとのLIVEによせて
 このみさんの語りが聴く物に魔法をかける...というのではなく、このみさんを通して言葉が正直になる。
 まるで、生き物のように自分自身の歴史を振り返り、私達の前に解き放たれる。
 私が弾く音もこうでありたい。
 中央アジアから長旅を経てこの島国にたどり着き、世の中に解き放たれる事を夢見ながら、箏の音は、今こうして私のそばにいる。
 このみさんが語る言葉と同じ様に、重く、強く、時に軽やかに、はしゃぎたいと思っているのではないか。
 このみさんと時と空間を共にすることにより私自身が正直でありたいと思っている事に気づいた。


Photo

| | コメント (0)

2011年5月 2日 (月)

音の命

4月29日(金)
 ジム・オルークさん(g)と本田珠也さん(ds)との共演は久しぶりで、トリオとしては初共演でした。私は約2ケ月ぶりの日本での演奏。その間、合計一ヶ月近くも海外にいたので、緊張気味の朝を迎えました。
 珠也さんの音は、どの部分にも命がはぐくまれています。世界中のドラマーを知っているわけではありませんが、珠也さんは世界で通用するドラマーだと思います。そしてジムさん。凄いに決まっています。音楽の理解度といい、厳しさといい、極めていると改めて思いました。
 ヨーロッパ・ツアー中、ポスト震災の東京の集客の難しさをメール等で聞いていましたが、今日は遠方からの方も含め、大勢の方々に来て頂き、本当に嬉しく思っています。
Yagihondaorourke

4月30日(土)
 東京レッスン日。
 演奏会が近いので、ついつい厳しくなってしまいます。
 よくもまぁ、こんな私についてきてくれるものだなぁ、と思う日があります。この日はそんな日でした。
 でもせっかく弾くからには少しでも良いものを、と思い、口うるさくなってしまいます。
 自分の寿命を知っているわけではありませんが、次の世代に伝えたい事が山ほどあります。

5月1日(日)
 大谷安宏さん(g、ラップトップ)とのデュオ。初共演でしたが、大谷さんの柔軟で瑞々しい音に魅了されました。企画して下さった吉田隆一(s)と月光茶房の原田さん、ありがとうございました。
Photo_2

| | コメント (0)

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »