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2011年8月30日 (火)

森の中へ

 9月2日(金)、メールス音楽祭以来となる八木美知依ダブル・トリオが新宿ピットインで演奏します。
 今回は新曲「森の中へ」を演奏する予定で、昨日はそのリハーサルをしました。これは4部に別れている長い組曲で、素晴らしいメンバーのおかげで想像以上にヘンテコでカッコよく仕上がったのではないかと思います。イメージ的にはムンクの名作「森の中の子供達」(原題: Barn i skogen)とコングスベルグ・ジャズ・フェスティヴァルなどでノルウェーへ行った時に見た風景の素晴らしさ、そしてヘンリー・セレック監督作『コララインとボタンの魔女』の中でコララインが魔法にかけられて夜の空に登った時の気持ちなどを織り交ぜています。
 もちろんその他の私のオリジナルやジョン・コルトレーン、ニック・ドレイクの曲もやります。お誘い合わせの上ぜひお越し下さいませ。

『八木美知依ダブル・トリオ〜長月の陣』
9月2日(金)
19:30開場、20:00開演
東京、新宿「ピットイン
八木美知依(21絃箏、17絃箏、歌)、トッド・ニコルソン(ベース)、須川崇志(コントラバス、チェロ、ベース・ギター)、本田珠也(ドラムス)、田中徳崇(ドラムス)
3000円(1ドリンク付)

Barniskogen

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2011年8月23日 (火)

直〜NOW

8月18日(木)
 西荻・アケタの店。竹内直さん(s、cl)、本田珠也さん(ds)とトリオでした。
 直さんは芸歴で知る以上に知識溢れる方でした。インサイドプレイはもちろん、アウトになっても自分の音で世界感をどこまでも広げられる凄い方でした。サックス以外にバス・クラリネットやフルートも演奏しましたが、どの楽器も上手いのはもちろん、直さん独自の音があるというのが驚きでした。ニューヨークで長く勉強を続けていても殆どの音楽家は自分がアイドルとするミュージシャンの音楽に近づくだけで精一杯の方が多いと思いますし、日本人の音楽家でそれ以上の想像力を持つ人もなかなかいない様に感じます。直さんの生き様を知る良い経験をしました。珠也さんもそうですが、このように生き様そのものが音に出る人と共演する場合、その場の音楽から逃げ出さず頑張るといった単純なものではなく、思考を深くして挑んで行く姿勢が大事だと思います。おかげで終演後は、脱力感ひとしおでした。
 そしてこの日の珠也さん。誰かが珠也という油に火を注いだような凄いものでした。でも、その音の渦の中にいると、私は、なんか切なくなるのですよね。体力的にも今だから、彼らのパワフルさについて行けた、まさに生きた時間でした。
 相変わらずエンジニアの島田さんが作られた音も素晴らしかったです。

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平日のアケタ出演日の夕食はやっぱりこの店で決まり!です

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何度頂いても美味しい!

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2011年8月16日 (火)

新曲

 本当に暑いですね。
 こんな時は何もする気がしません。
 早朝に竹林からそよぐ風もあっという間に湿気を含んだ風に変わり、身体全体がどんよりしてきます。とはいえ、新曲を書いています。9月2日のピットインに間に合わせるつもりです。
 お盆明けは西荻のアケタの店で本田珠也さん(ds)と竹内直さん(s)とトリオ。
 直さんとは2回目の共演となります。前回は短い共演でしたが、私にはない沢山の語彙を持っていらっしゃるのだろうな〜、という手強い印象がありました。当たり前ですが、先日のベルベットサンとも違う雰囲気になるでしょう。
 そして珠也さん。前回の終演後、八木美知依ダブル・トリオについて、ひいては私の音楽に向き合う姿勢についても話してくれました。心熱き人です。私の中では珠也さんと、故・原田芳雄さんがかつて演じた『無宿人御子神の丈吉』がどうも重なるんだよね。
 8月18日(木)、西荻窪「アケタの店」に是非お越し下さいませ。
Tamaya

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2011年8月14日 (日)

残暑

 広島市の高台の住宅街の中にある義父の家は庭に竹林があり、早朝に窓を開けると、暑い日でもすーっと涼しい風が吹きます。天然のフィルターを通ったホコリのない風、緑と木漏れ日がさざめく風景。贅沢なひととき...ですが、、、ヤブ蚊も多いです。そして、意外と仕事も多い。自生するローズマリーを刈って干したり、東京の我が家とは大違いの広さなので掃除も大仕事。ヘルパーさんに来て頂いているのでなんとか美しさを保っていますが、すべてをちゃんとやっていたら一日中大忙しですね。でも、その干したローズマリーを置いている部屋へ入ると、頭痛がスーっと治ります。本当に不思議ですが、私にはとても効果があります。よほど強いエキスを含んだ植物なのでしょうね。
 ところで8月12日のNHK-Eテレ『花鳥風月堂』で1曲演奏しましたが、私の名前のローマ字表記が「YAGI MICHIE」と間違っていたので、マネージャーが局に抗議し、NHKワールドの放送と明朝の再放送ではちゃんと「MICHIYO」に訂正される事になりました(せっかくローマ字読みも表記してくださるのなら確認して下されば良かったと思いました)。明朝は午前5時からという早い時間帯ですが、よろしければ見て...いえ、録画して見て下さいませ。たった1分30秒の「パープル・ヘイズ」を演奏するのに8回も転調しております(笑)。
 残暑厳しいですがどうかご自愛下さいませ。
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2011年8月11日 (木)

男気トリオ@Velvet Sun

 公演後すぐにブログをアップするつもりでしたが、広島へ移動するなど、バタバタしていたので遅くなってしまいました。8月7日(日)のLIVEはとても楽しかったです。共演者はもちろん、スタッフも元気で素敵な方々でした。いつも演奏している場所とは雰囲気が違いましたが、いろいろな方々に関わって頂き、聴く側の層を厚くして行く事も重要な仕事と思っているので、頼もしい場所だと感じました。しっかし、Ustreamというものを始めて知りましたが、凄いですね。最初わずか数名のアクセスが最後は1000以上あったとの事。海外で見ていらっしゃる方も多いそうで、Ustreamを見てはるばるベルベットサンに来られた方もあったそうです。音楽の聴き方は、どんどん変わっていきますが、まぁ自分にできる事を一つ一つ歩んで行く私の道は何も変わらないでしょう。
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2011年8月 6日 (土)

男気トリオ?

          Video streaming by Ustream

...という事だそうで、可愛がってあげようと思います。

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2011年8月 3日 (水)

Velvet Sun

 なってるハウスでは邪念を含んだ汗を思いっきり出し、体がすっきり軽く感じるこの頃です。
 さて、8月7日(日)になってるハウスでも共演した本田珠也さん(ds)、そしてバリトン・サックス奏者の吉田隆一さんと荻窪のベルベットサンで演奏します。吉田さんとは09年にアラン・シルヴァさんのオーケストラや坂田明さんのセッションでご一緒させて頂きましたが、がっつりトリオを組むのは初めてです。ベルベットサンも初めて。どのようなサウンドになるか楽しみです。どうぞお立ち会い下さいませ。

8月7日(日)
19:30開場、20:00開演
東京、荻窪「Velvet Sun
『八木・吉田・本田トリオ』
八木美知依(21絃箏、17絃箏)、本田珠也(ドラムス)、吉田隆一(バリトン・サックス)
2500円(1ドリンク付)

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2011年8月 2日 (火)

音を選ぶ

7月31日(日)
 入谷のなってるハウスで行われた本田珠也氏企画の《Bass Voodoo》にゲストで演奏しました。私は2nd setからの参加。そもそもこの企画の意図をあまり知らなかったので、1stでしっかり聴き込んでから演奏しようと思っていました。いや〜、実に濃密なトリオで心揺さぶられました。一般的なジャズの編成にとらわれない姿勢が珠也さんやメンバーに感じられました。各人が自分探しの旅をしているようなそのサウンドは、音楽家、ひいては芸術家の真の道であると感じました。
 さて、2ndの演奏直前、まずは1st setの音楽をどう捉えるかを考えます。前半の延長線上にあるような展開をするか(例えそうしても、私の楽器が入っただけで全体の音色はガラリと変わるので、たぶんクドくはならないだろう...)、それとも箏の個性をゆったりと出し、1stの世界観そのものを変えようとしようか...それとも...
 その場で数えきれない選択肢の中から選んだ「今」を演奏するのが即興です。その「今」を毎回、決断して音を紡ぐ事は、ひいては自分の人生を決める事に繋がると思っています。常に人生の方向の決定権を握っているのが自分であるという事は良くも悪くもとても贅沢な権利だと思いました。こんな気持ちを思い起こさせてくれた珠也さんに感謝します。

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