2011年11月27日 (日)
11月18日(金)
愛知から帰京。
オーストリア・ヴェルス市で行われたフェスティヴァル『Unlimited XXV』でお付きをしてくれたカーシャちゃんの故郷、ポーランドのニュー・ミュージック・フェスティヴァルが新宿ピットインで行われており、打ち合わせも兼ねて行きました。今回、ポーランドの音楽家達をお世話しているのがギターリストの内橋和久さん。内橋さんは現在オーストリアに住んでいらっしゃる事もあり、ヴェルスでは奥様の華英さんとお嬢さんの香音ちゃんにお世話になりました。世界は狭いですね。
ところでポーランド音楽はといいますと、どちらかといえば深刻なものをイメージしていましたが、今回の出演者は明るく楽しい方が多く、とても楽しんで帰宅しました。
さて、12月17日に岐阜県多治見市 南姫公民館にて『ミュージックトレイン』と題された公演を致します。ソロに加え、久しぶりに高橋弘子を迎えて箏の二重奏もお聴かせします。先日リハをしましたが、高橋は左手でドラムスティックで即興しつつ、右手では安定したリズムを刻む事ができるようになり、頼もしい限りです。という事で様々な能力と音楽性を養い、次の世代を担う演奏家の育成にも力を入れています。
ちなみにレッスンは見学もできますので、どうぞお気軽に問い合わせくださいませ。
2011年11月 9日 (水)
濃厚な4日間でした。
今回のフェスティヴァルのキュレーターでもあるサックス奏者のペーターさんが演奏したのは、4日間のうち初日だけ1ステージ、2日目に4ステージ、3日目に3ステージ、最終日はシカゴ・テンテットのゲストを迎えたセッションを入れると6ステージ。さすがに別れ際にお礼の挨拶をかわした時には、体が若干小さく感じました。
日本から招聘を受けた音楽家は8名。どの方も日本を代表する音楽家ばかり。私は女性としてただ1人というだけでなく、演奏回数が最も多かったので、どの日も100%リラックスして聴くという精神状態にはなれませんでしたが、撮ってきた写真を振り返って見ると、メールス音楽祭同様、なんという贅沢な時間を過ごしたのだろうかと思います。
ヨーロッパの音楽家がジャズに対し自国の音楽のように誇り高い気持ちで活動している事は知っていましたが、今回のフェスティヴァルではナシート・ウェイツ、エリック・レヴィスやハミード・ドレイクらにアメリカの底力も見せつけられました。以前のような経済的な勢いがないアメリカでしのぎを削るハングリーな音楽家の音は、まるで研ぎすまされた刃物ようにこのフェスティヴァルの中で輝いていました。こういった世界的レベルを知るといった意味でも良い機会を頂きました。そして、こういった仲間たちを集められるペーターに匹敵する人はあまりいないのではないでしょうか。御年70歳。健康にも気をつけながら勝ち取ったこの4日間は、彼のこれからの人生のプロローグであると信じています。詳細は写真を見て頂いた方がよりわかって頂けるので、後日しっかり掲載したいと思っています。
さて、本日は渋谷WWWです。Welsでも一緒だった坂田明さん(s)からお誘いを受け、ダーリン・グレイさん、クリス・コルサーノさん、ジム.オルークさん、そして山下洋輔さんと共演します。楽しみ!
最終日、シカゴ・テンテットとの共演
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