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2012年7月25日 (水)

坂田!八木!本田!

  昨日、新宿ピットインへお越し下さった皆様、ありがとうございました。すべてインプロセッションの予定でしたが、2ndでは私の新曲「通り過ぎた道」や坂田さんの歌で「音頭の舟歌」などもあり、ジャンルというボーダーを超えるセッションになりました。インプロでの坂田さんの音は「磁気でスっと移動するリニアモーターカー」といいますか、「乱気流に乗ったツバメ」といいますか、その音に対してどこへ木刀を振り下ろすか、振り下ろす以前にかなりの勘を必要としました。坂田さんの音質や作り出されるフレーズも然ることながら、スピード感たるや世界でトップだと思います。
 そして珠也さんの音。叩いてない時に空気をうねらせる事ができる凄い人です。空々しい言い方ですが、一つ一つの音に魂があります。珠ちゃんがいない時に「ここに珠也さんの音があればな〜」と思う人です。
 さて、昨夜のメンバーで演奏するのは9月。トリオではありません。同じステージ上にいるとスネアの音がでかすぎてロールがロングトーンに聴こえる怪物ポール・ニルセン・ラヴ(ds)と天才ケン・ヴァンダーマーク(s)が来日し、新宿ピットインで共演します。来日する2人だけではなく、世界中のミュージシャンが憧れる坂田明さん、今やそのミュージシャン達の間で話題の人、本田珠也さんと共演できる9月11日(火)が今から楽しみです。

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2012年7月22日 (日)

どっぷりせんがわ、明日はPIT INN

 この時期、本当は海外に行くはずだったのですが、諸事情により日本で過ごす事になりました。
 なのでせっかくですから《Jazz Art せんがわ 2012》に行き、午前11時のおおたか静流さん(歌)、カール・ストーンさん(laptop)、坂本弘道さん(チェロ)による『子供のための声あそび』からトリの坂田明さん(s、cl)、ジム・オルークさん(g)、山本達久さん(ds)、高岡大祐さん(tuba)のカルテットまで、丸一日がっつり聴かせて頂きました。
 12:30からの自由即興セッションには弟子のひとちゃんが参加。大勢のお客様の前で即興するなんて、たぶんそうとう緊張したのではないかと思います。でもすべてが血となり肉となっていく体験ですから、きっと今後の人生に生かされていく事でしょう。応援しています。
 フェスティヴァルは催しだけでなく、裏で多くの方々が頑張ってこそ成り立つもの。スタッフやボランティアの皆さん、心から音楽が好きなんなだな〜、と感動しました。ただでさえフェスティヴァルが少ない(そしてその大半がつまらない)日本。《Jazz Art せんがわ》はいつまでも続いて欲しいと思いました。2
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ひとちゃん、司会をする巻上公一さん、坂本弘道さんと

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『にほんごであそぼ』で子供達や大人にも人気のおおたか静流さん、カールさん、坂本さんと

 さて、まだまだ即興が聴きたいというあなた、せんがわを見逃したあなた、何でもいいから音楽が聴きたいと思うあなた。明日は新宿ピットインで坂田明(s、cl)さん、本田珠也さん(ds)とトリオで演奏します。あまり深く考えず、ふらふら〜っとお越し下さいませ。
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2012年7月20日 (金)

としとったお母さん

  朗読の松浦このみさんが8月5日(日)、湯島にある居酒屋さんで原爆にちなんだ詩を読まれるという事で、被爆2世である家人の広島弁を聞きにいらっしゃいました。作品は峠三吉の「としとったお母さん」。内容は、原爆投下後の広島市内で家族を探して歩いたある母親の詩でした。この詩を読んで驚いたのは、まるで義母と同様の体験だったからです。でも考えてみたら、そりゃあ、そうです。この原爆によって十数万人の人が亡くなったのですから、生き残って歩ける人たちはみなそうしたのでしょう。義母は、いろいろな病気はあったものの、85歳になる4年前まで立派に生き抜きました。そのような過去を物ともせず、口紅やマニキュアが落ちているところを見た事がないほどのおしゃれで、料理上手で、パワフルな女性でした。
 人間は時に現実に押し潰されそうにもなりますが、それを乗り越える力をも持っていると証明してくれた身近の一人です。
 このみさんの朗読もただ悲しいだけではなく、力をもらえるものです。ご盛会をお祈りしています。Photo

 さて、明日はひとちゃんが『Jazz Art せんがわ』の自由即興セッションで演奏します。楽しみです。

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2012年7月16日 (月)

ホットコト

 レッスン日だというのに突然エアコンが効かなくなってしまいました。愛知のレッスン場だったら窓を開けて扇風機という事でしのげますが、東京ではそんなわけにはいきません。ホットヨガならぬホットコト。そのような状況下、弟子達はよく集中を切らさず弾いていました。これもまた修行ということにしましょう。
 さて、私の次のLIVEは23日(月)新宿PIT INNにて坂田明さん(s)、本田珠也さん(ds)とのトリオです。暑い時は熱い音楽で身も心も汗をかきましょう!

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2012年7月15日 (日)

丸山正 / 帯 x 高木由利子 / 写真

 暑中お見舞い申し上げます。
 帯、巻き付けをなさる丸山正さんと写真家の高木由利子さんのプロジェクトに私のCD『Seventeen』より音を使って頂きました。暑気払いに大画面でご覧下さいませ。

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2012年7月14日 (土)

Tacomiendo

7月12日(木)
 久しぶりにソロとカール・ストーン(ラップトップ)とのデュオをしました。ジョン・ケージ作曲「Dream」はケージについて詳しいカールさんからも良かったと言って頂きとりあえず安心しました。その他、私の曲も気に入ってくれたようでした。新曲「通り過ぎた道」は次回いつもの面々(ダブル・トリオの方々)にもお願いして違うサウンドでも演奏してみたいと思っています。才能ある人たちの独自の音で聴くのも楽しみです。さてラップトップのパイオニアと言われているカールさんですが、以前とはずいぶん音色が変わっていました。音質そのものに深みが増し、音楽全体をゆっくりうねらせるような傾向にありました。それが彼の曲「Tacomiendo」をさらに素晴らしい曲へと導いていったように思っています。  公演後、代々木のビストロ・ダルテミスへ。食事中のカールさんは相変わらず音楽家への批評が厳しく、なんとなくほっとしました。私も自分に生命がある限り挑戦し続けたいと思う一夜になりました。
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7月14日(土)
 一昨日の筋肉痛はとれ、ちょうど今ごろはコングスベルグ・フェスティヴァルに出演中のアイヴィン・オーセット(g)から最新のデュオのミックスが送られてくるなど、気持ち新たに音楽について考える事ができました。
 午後はリメイクされた『Fame』を見ました。実はオリジナル版を見ていない私。見終わった感想は「たぶんオリジナルはもっと感動するのだろうな」と思った事です。2009年版はサンプリングありYouTubeありの現実味をおびた設定ですが、人の感情の奥底までは描ききれておらず、オリジナルの上っ面を描いたようになっていたのでは、と勝手に思っています。でも夢を持っている若い人たちはぜひ見ておいた方が良い作品でした。もちろん年齢を重ねた方も。
 この映画の導入部分ですでに私は「あ〜、もっと早くいろいろな事を勉強して置けば良かった」と少々の後悔に苛まれます。
 「もっと早く先生のところへ来ていれば良かった」と転門してくる生徒さん全員が言ってくれるのですが、私もそれに似た気持ちを常々持っています。
 でも、そのような自分の境遇を愛おしみ、前に進み続けていく事こそが大切だと、この頃は考えるようになったのです。

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2012年7月11日 (水)

Dream

 ジョン・ケージ作曲「Dream」はブライアン・イーノよりもずっと以前、アンビエント・ミュージックという概念がなかった頃の作品です。ストーリーがありそうでないような、始まったと思っても、なかなかエンディングが訪れない、という、誰でもが見たことがあるような「夢」を演奏します。ピアノかハープのために書かれた曲ですが、ヴィブラフォンやピアノとコントラバスのデュオなど、今ではいろいろな形で演奏されています。私は17絃箏のソロで弾く予定です。この楽譜には余韻が切れたら演奏するという指示があるのですが、余韻が切れるとは一体どれくらいの事をいうのか。他の楽器の演奏を聴きましたが、おおよそ楽譜どおりの長さ。箏はそもそも余韻が少ないのですが、何を持って余韻が切れるのかについて考えました。当日のデュオ演奏の相手カール・ストーンさんはジョン・ケージに詳しいので、彼の意見も聞いてみたいと思っています。
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2012年7月 8日 (日)

七夕の夕べ

 昨日、愛知県三好町で『七夕の夕べ』コンサートが行われ、原田佐知子と高橋弘子が演奏しました。お天気にも恵まれ、お客様には野外で聴いて頂いたようです。風情があっていいですね。
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 原田はこの三好町で教室を開いております。高橋は東郷町で私の教室を担当しています。なるべく私も伺える様にスケジュールを毎月調整しています。「聴いているだけじゃなくて弾いてみたい」と思われた方はどうぞお気軽にこちらまで問い合わせ下さいませ。
 また、8月26日(日)には東郷町の教室で小さなコンサートを致します。演奏する人たちはお稽古を始めて1年未満の方や親子共演など。微笑ましいものから聞き応え充分のものまで様々です。夏休み最後の日曜日。午後1時30分開場、午後2時開演です。是非お越し下さいませ。
 小山ひとみがオーディションに合格し、7月21日(土)『Jazz Art せんがわ』で12:30〜14:00に行われる自由即興で演奏します。楽しみですね。
 私は7月12日(木)、公園通りクラシックスでソロ及びカール・ストーン(ラップトップ)とのデュオで演奏します。ジョン・ケージ作曲「Dream」は私が考えるフェルマータで演奏します。どうぞお越し下さいませ。

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2012年7月 7日 (土)

様々な音

7月7日(土)
 先週に引き続き即興クラス。
 いや〜、たった1回、即興のクラスをしただけなのに、みんなの上達ぶりに驚きました。(本当に)「聴く」という事をほんのわずかでも身につけると、こうも違う物かと思った次第です。小道具も夫々、工夫が見られました。私は中耳炎による難聴がひどく、内心、落ち込んでいましたが、みんなの瑞々しい音のおかげで元気が出ました。

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 お掃除道具ですよね。可愛らしいミュート音になります。ソロ演奏のクライマックスでこの音を使ったまゆみちゃん、ものすごい勢いでムササビ(?)をはたいていました。見た目はもちろん、音楽的にも納得させられました。

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 細いLEDペンライト。かっこいい音がします。これで仮にMerzbowさんと共演しても、爆音の中、少なくとも一瞬は人の目を引けるかも知れませんwink 。オプトロンさんとでは無意味でしょうな(笑)。

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 バウムクーヘンではありません。取材先で無理を言って入手してきたという固い木。素材がよいだけに説得力のある音でした。床に落としてもいい音がしましたね。

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 ひとちゃんが前回持って来た泡立て器で新しいテクを披露。重要なのは、その道具を使って何をするか、どう発展させるかだと思います。でないと、ひたすら新しい道具を探さなくてはいけなくなります。それにしても凄まじい勢いで泡立て器を回す姿は神憑っていました。一生懸命やらないと回らないものね。

 あと、藤澤さんが持って来た鍋敷き。これが凄い音。あまりにも良い音なので、次の『怪談』はこれだな、と直感。いずれ箏群で披露したいと思います。

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2012年7月 6日 (金)

中耳炎

7月3日(火)
 午前中に7月12日(木)の練習。午後から朗読の松浦このみさんと初台ラ・カスケットでランチ。私の車で移動し紀尾井町オーバカナルで雨がしとしと降る中、楽しいひと時を過ごしました。帰宅後、主演・若尾文子、原作・谷崎潤一郎、脚本・新藤兼人、撮影・宮川一夫、監督・増村保造による『刺青』を見ました。若尾文子扮するお艶は最初から最後まで性格がわがままな悪女を演じきっており、小気味好かったです。今の女優さんであれば、育った頃の境遇が貧しかった、とか大切な家族に病人がいる、もしくは自分以外の大切な人を見殺しにしてしまい、その恨みを持っている等、悪女にならなければならなかった何らかの理由や別の一面を必要とするでしょうが、そんなものは一切なく、終始テーマが一環しており、考えてみれば大胆な作品でした。ちょっと前だと岩下志麻の『鬼畜』でしょうか。

7月4日(水)
 昨日、なんかこのみさんのお声が遠いな〜、と思っていたら、だんだん左の耳が痛くなってきました。「これは中耳炎だな」と思い、近所の耳鼻科でとりあえず診てもらったら、なんと両耳が中耳炎になっていました。聴こえないはずだわ〜。歌うと自分の声を内耳からもがんがん聴くはめにになり、本当にうるさいのですね。そんな中、よく練習した日だったでしょうか。7月12日、前半は私のソロを中心に、後半はカール・ストーンの曲を中心にデュオで聴いて頂きます。どうぞお越し下さいませ。

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2012年7月 2日 (月)

通り過ぎた道

6月28日(木)
 虎の門病院にて肺機能の検査。
 昔、昔はスポーツ心臓だったのっで肺も大きかったのですが今は年寄る波でしょうな。

6月29日(金)
 昨日の結果を聞きに虎の門病院へ。
 喘息はおさまっていましたが、なんと先月頂いた薬は治ってたと思っていても飲み続けなければいけないとの事で、大間違いを犯していました。まさかステロイドの吸入剤を毎日8回もずっと吸わなくてはいけないとは思ってもみませんでした。咳がでていなくても喘息は喘息だそうで。
 美しい鈴木先生に柔らかなお叱りを受けてしまいました。

6月30日(土)
 即興レッスン。
 いやぁ、面白いです。人夫々、違うのですね。やはり。
 常々私の即興を聴いているから似たような感じになるのかな?と思いきや、違うのです。
 こういったレッスンをすると、曲の上でもその人なりの個性が生きるようにしてあげたい、と参考になります。
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小道具の色とか形、音楽に関係あるのか?私の場合は、あると思っています

7月1日(日)
 東京レッスン日。
 7日(土)も即興のクラスになりました。
 ひとちゃんが提案して、もう一つ新しい音と自分なりのリフを一つ考えてくるという宿題をだしました。
 みんなやる気満々のようです。

7月2日(月)
 「通り過ぎた道」という曲を書きました。12日に間に合う様に練習中です。
 カール・ストーンさんとは久しぶりの共演。以前、ミヤ・マサオカさん(21絃箏)、マッツ・グスタフソンさん(s)、カールさんと私という、あり得ないカルテット『インプロッシブル!』で新宿  PIT INNに出演しましたが、それ以来。
 美食家としても有名なカールさん。アタゴールが恵比寿にあった時代、夕食をお供させて頂きました。
 12日がとても楽しみです。皆様、是非お越しくださいませ。

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2012年7月 2日 (月)

菊地雅章トリオ、坂田明『平家物語』

6月24日(日)
 ブルーノート東京へプーさんこと菊地雅章(p)のトリオを聴きに行きました。会場には多くの音楽家、ベースの須川崇志さん、ご挨拶はできませんでしたがチンさんこと鈴木良雄さん、本田珠也夫妻、大林まりさん、その他にも大勢。家人は挨拶ばかりしていました。そんな中プーさんのトリオは所謂ブルーノートでよく聴かれるジャズとは縁遠い、尖った音楽を演奏しました。「普通のジャズ」を聴かれるお客さまにとっては最後まで難解で、私ごときが言うのもなんですが「良くやった、ブルーノート!」という心境になりました。年に数回こういうのがこういったクラブで聴かれる事を歓迎したいと思います。
 それにしてもトーマス・モーガン(b)の演奏は相変わらずヘヴィーで魅力的でした。
 続いて新宿ピットインへハシゴして坂田明(s)さんの『平家物語』。久しぶりに田中悠美子さん(三味線、歌、他)の素晴らしい演奏も聴けたし、ライブペイティング、と言ってもプロジェクターを使ったものだったので楽章ごとに白紙から始まり、どんどん混沌していく今までものとは一線を画していました。お笑いも十分にありました。
 プーさんも坂田さんもご自分の音楽を追究されている姿は、まだまだやらなければいけないという気にさせられます。
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6月25日(月)〜27日(水)
 叔母と母と一緒に群馬旅行。
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お部屋から滝が見えます。
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四万温泉付近。

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