2012年8月30日 (木)
羽田へ家人を迎えに行き、渋谷で修理中の楽器を引き取り、続いて新宿で打ち合わせ。午後4時に代々木駅でノルウェーから来日中のRune Nergaard(b)さんと待ち合わせて弦楽器工房、高崎さんへ。いつもエネルギーいっぱいの高崎さん、楽器への愛情が半端ではありません。
ルーネさんと高崎さん、来日ミュージシャンにとっても頼れる存在です。
高崎さんの手にかかれば演奏するジャンルを問わず楽器が蘇ります。所狭しと修理待機中のベースが並んでいます。
夜、まゆみちゃんのレッスン。
2012年8月28日 (火)
いろいろな意味で熱い一日でした。生徒達は全員、この日の経験でとても成長しました。お越し下さった皆様、ありがとうございました。写真はこちらです。お時間のある方は是非ご覧下さいませ。
原田萠々子
2012年8月21日 (火)
8月26日(日)に行う『夏の小さなコンサート』が近くなりました。今回はいろいろな意味で初物揃いの二重奏曲中心のプログラムで、私自身とても楽しみにしています。
本番が近くなると、予定していたように様々な事が降って湧いて来ます。残業が急に増えるとか、いつも元気な子供が急に熱を出すとか、急に何かの役員を頼まれてしまうとか、忘れていた宿題があったとか。でも非日常の何かを達成する時にはすべて起こりうる出来事です。そのような困難に出会ったら、それを乗り越えた時にこそ真の成功があると思い、逃げずに楽しんですべてをこなしていきましょう。「順調」な証拠です。演奏後には爽やかな達成感が待っています。
さて、当日のプログラム。
花火は見物も良いですが打ち上げた方が絶対、楽しいですよ。
2012年8月19日 (日)
現代音楽協会の一環事業として文部科学省の方々を交えた即興ワークショップを中村明一さん(尺八)、パール・アレキサンダーさん(ベース)と共に行いました。場所はサウンド・ポット・スタジオ。
宮崎県椎葉村では今でも即興の歌でプロポーズをしたり、お祭りで主婦達が夫婦生活について即興で歌い合ったりしていると聞きました。さすがに我が田舎の愛知県常滑市でさえ、そのように自由に音楽を操る文化は生活に根付いていません。それでは、いかに教育現場で音程やリズムや技術の善し悪しだけでなく、音楽の自由さを復活させられるか、というテーマのワークショップでした。
「さぁ、今日はお祭りです」というような共通概念を強引に作るのも嘘っぽいので、宮沢賢治の短編『注文の多い料理店』を題材に行われました。興味深かった事は、最初のシーンで二人の若い紳士が山奥を歩いているところ。猟が不作、しかもお腹がぺこぺこで歩いている二人のやりとりにどうしても音楽の意識が集中してしまいまがちですが、中村さんが「シーンの内容に集中しすぎず、森の中では鳥の営みや川の流れなど、全く別の生態が同時に進行しているという事を考えてみましょう」と仰いました。多分このような一言で「この音、間違ったかな〜?」という子供の意識はなくなるのではないでしょうか。
次は二人が謎めいた料理屋に入るシーン。朗読と一緒に長野県の民謡「小諸馬子唄」をモーチフに即興をしました。情報がさらに複雑になるものの、ルールができた事により最初のシーンよりも現代人にとって自由さをもらったような開放感がありました。いろいろな意味で楽しく勉強になった一日でした。
2012年8月 7日 (火)
お盆の準備の為に広島へ行きます。楽器は早めに発送してあちらへ着いたら早速、練習できるようにしておきます。
我が郷里、愛知県常滑市にはお盆について面白い習慣がありますが、広島には盆灯籠と呼ばれるものがあります。この灯籠の色彩たるや黄、紫、赤などで構成されており、時期になるとあちらこちらのスーパーで卒塔婆と共に売られています。日本では珍しい極彩色で、最初に見たとき、由来は大陸文化の名残だろうかと思ったほどです。調べてみたら、浄土真宗本願寺派安芸教区教務所発行の『仏事あれこれ小百科』では、江戸時代の広島城下(現在の紙屋町あたり)で娘を亡くした父親の話に由来するようでした。亡くなった娘のために石灯籠を立ててやりたいと思っても、そのお金がなく、竹をそいで紙を貼り、それを灯籠として供えたことに始まり、今では安芸地方の夏の風物詩となっているとの事でした。墓地で灯籠がいっせいに風になびく様は鎮魂というよりも生命の祭典といった風情です。
2012年8月 5日 (日)
今、人類の中で速さ、力強さ、美しさ等の1番を競い合うオリンピック。皆さん観戦していらっしゃいますでしょうか。私は時間が許す範囲の中で、TVに向かって応援しています。国の代表として出ているだけで凄い事ですが、メダルを取った選手は地球上で3番までの方々。すごい事ですね。人間が一心不乱に戦っている様子は見るたびに胸を打ちます。でも、そのようなトップアスリートの皆さんのインタビューには退屈なものが多く、そういったシーンになるとTVを消します。
さて、8月26日に出演する皆さん、練習の調子はどうでしょうか?できる限り練習時間を作って悔いの無い一日にしましょう。
そして箏に少しでも興味のある方は是非、この機会に聴きにいらして下さいませ。
本日は東京レッスン日。写真は清水まゆみちゃん。会社が忙しい中、頑張っています。
ひとちゃんは今月11日に大島輝之さんのワークショップで演奏するとのことで、張り切っています。
夫々、瑞々しさがあっていいですね。
2012年8月 1日 (水)
愛知県常滑市、東郷町のレッスンへ行ってきました。皆さん暑い中、張り切って習いに来ています。
井上ひろみさん。8月26日のコンサートは調弦などいろいろ手伝ってくれます。今、練習しているのは吉沢検校作曲「秋の曲」。
沢田秀美さん、なっちゃん親子。8月26日は沢井忠夫作曲「夏の日」を弾きます。始めて二人で演奏します。
私の代稽古を務めている高橋弘子と美結ちゃん親子。こちらも初デュオです。曲は藤井凡大作曲「二つの個性」。けっこう、良いテンポになってきていました。もちろん暗譜だよね。
写真の皆さん以外にも頑張って練習している人が大勢います。8月26日。お時間の都合がつく方は私達と夏の最後の日曜日を共に過ごしませんか?お待ちしています。
そして突然ですが、出演する皆さん。爪がグラグラしていないかチェックして下さいね。当日は自分の指になじんだ、しっかりした爪で演奏しましょう。次回は、本番直前にお会いする事になります。それまで熱中症に気をつけて練習を楽しんで下さいね。その成果は必ず実を結びます。
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