2015年5月20日 (水)
5月30日(土)『第12回 八木美知依箏曲研究室演奏会』で司会の山本香美さんに読んで頂く原稿の案を午後から書き始めました。演奏者一人一人の顔を思い、客席の皆さんとステージをつなぐおしゃべり。結局、深夜までかかりました。その間、高橋、母、ひとちゃん、衣久美ちゃんエンジニアの臼井康浩さんらと打ち合わせや連絡。事務はきりがありません。取りあえず原稿は一晩寝かせて朝、見直そうと思います。
さて、今日から東京都現代美術館ショップ内で私の『Seventeen』と『道場/壱の巻』が販売されています。(対応が遅いですが)『山口小夜子 未来を着る人』展で流れている音楽が気に入ったらぜひショップで購入してご自宅でも癒されて下さい。
いよいよ、これでジミヘンサウンド獲得か!(業務連絡: ちょっと重いです。使うのはジャズ非常階段vs道場からだと思います。耳栓ご持参下さい)
みんなをしごくのもあと1回になってしまいました。ちょっと寂しい気持ちもあります。
しごきの成果をぜひ聴きにいらして下さいませ!
2015年5月19日 (火)
福島県山都中学校のワークショップへ中村明一さん(尺八)、磯貝真紀さん(17絃箏)、そして音響の熊谷さん、映像の中川さん、マネージャーの北川さんと総勢6名で行ってきました。
まずは、お弁当。
それにしても福島県はまだまだ寒く、ストーブをつけて頂きました。
生徒さん達に日本語の美しさと音楽の自由さを体験してもらうため即興で言葉を作ったり、歌ったりしました。本公演は来月。その時には、私達の音楽と生徒さん自作の歌で共演できたらいいな、と思っています。
5月のゴールデンウィークまで除雪した雪のかたまりがあったそうです。
電車の待ち時間が長く、お昼の授業でしたが帰りの猪苗代駅に着いたのは午後7時をまわっていました。また、郡山の駅で珍しいお菓子をいっぱい発見しました。学校へ伺う以外にも楽しみが増えました。
2015年5月17日 (日)
昨夜アケタの店にお越し頂きました皆様、ありがとうございました。たった二人とは思えない、しかも箏とドラムスのみとは思えないサウンドは私のloop等の奏法、そして珠也さんの怒濤の音によりますが、何と言ってもアケタの店のエンジニア嶋田さんの力は大きいです。
本田珠也さんとの次回の共演は7月の新宿ピットイン、本田珠也3daysのうち『ジャズ非常階段 vs. 道場』です。自分でも客席で見たい様な、世にも恐ろしく、そして貴重な一夜。耳栓持参で行きます。
さて琴音ちゃんが楽器をもらい、その楽器を糸締めしました。
約100年くらい前の楽器だそうですが、その割に状態が良く、螺鈿細工の飾りが竜頭だけでなく両側の磯にもありました。この楽器が我が家にき来た日、机の上に置いてあった私の携帯が勝手に高橋に電話をするという、びっくり仰天の不思議な事が起こりました。この楽器を使っていた人達の仕業でしょうかねぇ。好奇心旺盛なおきゃんな女性、という予感がしています。枕角の部分は結構新しいものでしたが、楽器の表側に大きなひび割れがあるので強く絃を張るとさらに割れる危険性もあり、低調子で弾く様にゆるめに張ってもらいました。皆さんも身近に古いお箏があれば、ぜひ引っ張りだしてあげて下さい。できれば、弾いてあげて下さい。わからない事などあれば、いつでも相談にのります。
さて、琴ちゃんは愛知県常滑市の演奏会に出演します。まだ練習を初めて8ケ月ですが、すごい頑張り屋さん。「ゴジラ」と「海流」の2曲に挑戦します。是非お越し下さいませ。こちらでも受け付けております。
2015年5月15日 (金)
さて、明日は道場!本田珠也さん(ds)とデュオです。
『道Dōjō場』
出演:八木美知依(エレクトリック21絃箏、17絃ベース箏、エレクトロニクス)、本田珠也(ds)
会場: アケタの店
Tel: 03-3395-9507
開場19:30、開演20:00
料金: 2,800円+オーダー
このフライヤーの様に暑苦しくありません。臨場感に溢れています。是非、女性の皆さんもお越し下さいませ。
そして東京レッスン場の糸締めに琴光堂さんが来て下さいました。着々と準備は進んでいます。
2015年5月14日 (木)
という事で坂田明さんのお宅へ伺い、曲の説明などをさせて頂きました。何と言っても常滑に来て頂く直前までポール・ニルセンラヴ(ds)さん、ヨハン・バットリング(b)さんとのトリオでヨーロッパツアーをされています。帰国はされているもののお疲れの中、愛知県へ来て頂く事となりました。ありがたいです。
奥様が作られたひよこ豆の塩煮、苺、カステラ、卵の薫製、様々な美味しいものを次から次へと出して頂き、昼下がり、まったり〜。シェパードのルビーちゃんにはなめられまくった私。でも、犬は可愛いですね。いつか飼いたいな〜。特にロシアンテリア。
(撮影: 坂田明)
ミジンコの博士でもある坂田さん。今では貴重な(多分)お魚などを拝見しました。
その後、先日取材をして下さった朝日新聞の記者さんが坂田さんのピアノを聴いた事があると仰っていたので、それについて尋ねたら「あれ?、俺のピアノ聴いた事ないの?」と言ってCDを聴かせて下さいました。
お腹がよじれるほど笑いました。さすが、坂田さん。
岡本太郎氏を思い起こす様な爆発した作品でした。
皆様、楽しみにお越し下さいませ。
5月14日(金)
広尾、日赤医療センターへ聴覚検査。正常と言われる範囲の中の正常値でした。5年ほど前から中耳炎などになりやすくなった私は月に1度は検査をし耳の状態をチェックしています。その後、白金まで歩き、松永先生の所でマッサージ。松永先生は現代美術館の山口小夜子「未来を着る人」展へ行って下さったそうで映像と音が美しく感無量になったと仰って下さいました。確かに17絃箏の音は本当に良いです。皆様も、よろしければ足を運んで下さいませ。山口小夜子さんの美しいだけでは語れない一生懸命に生きたその軌跡を知る事ができます。写真家の高木由利子さんが作られた蒙古斑革命の部屋では私の写真もあります。
松永先生のお宅近くにある東京大学医科学研究所内のマンホール。伝染病(伝の字は古い漢字だと思います。)研究所という文字が。調べたらやはり古く1892年に設立された前身の伝染病研究所ものだとわかりました。
2015年5月14日 (木)
春陽の候、皆様におかれましては益々ご健勝の事とお慶び申し上げます。
これまで音楽を発展させていく事が歴史や古典音楽を存続させる一因でもあると考え、様々な調絃法や奏法に取り組んできましたが、13本の糸しか張られていない「箏」という楽器が最も美しく共鳴するのは五音階を中心とした伝統的な調絃であると改めて感じ、今回はこの伝統的な調絃法に重点を置いたプログラムに致しました。長年勉強を続けている生徒たちはもちろん、一昨年初舞台を踏んだ皆も日頃の努力の成果あって上達しました。また、今年が初参加となる生徒たちも本当に習い始めたばかりではありますが、頼もしい人たちばかり。全員でこの日に向って精進いたしております。
尚、チケットのお申し込み、問い合わせはこちらからでも受け付けております。
八木美知依箏曲研究室 主宰
八木美知依
2015年5月12日 (火)
レッスン後、再びホテルオークラへ。今日はパパさんお楽しみの代官山パッションへお供します。ビストロとは違い優雅な雰囲気ですがリラックスもできる特別なレストランです。
5月11日(月)
パパさん。帰郷します。このレトロなタイルと障子調のついたても、なくなってしまうのかと思うともったいないと思うばかりです。昨夜パッションで、オリンピックの年に他のホテルと足並みを揃えて値上げする為にはやはり建て直ししかない、というオークラの内情を聞きました。絨毯などを変えるだけでは駄目なんですかね。しかしオリンピックは半年続く訳でもなく、数日間。その後、日本の経済はどのようになるのでしょうか。
午前11時にホテルオークラへ行けば良いだけだったのに、いろいろ事務が終わらず野菜ジュースとチョコレートを朝食に出かけた私。東京駅から新幹線を利用して帰郷したパパさん。お見送りをした後、ランチ天丼なるものが私の朝食になりました。パリっと揚がった天ぷらとご飯。温かい油と炭水化物。魔の組み合わせで胃が満たされ、ほっと一息。
帰宅後、再び高橋と母とミーティング。何故、そもそもこんなに事務が多いのか?考えました。それは、私達の演奏会は既存の曲の演奏が少なく圧倒的に私がアレンジした曲が多いからです。そして、それだけでなく運営そのものも専門家に委ねる事なく自分たちで行っているからでしょう。その仕事の一つ、一つを上げても仕方がありませんが、まぁ、そういう事です。そして3つの教室の生徒さん達が集まっての演奏会なので、いかに音楽を良くするかという意味で私と高橋、そして長年の経験を持つ母と意見を交換します。今回は、映像作家の中川泰伸さんにも入ってもらいDVD を作成する事もあり、さらに慎重な意見も出ています。音響については素晴らしいギタリストでもある臼井康浩さんにお手伝い頂く事になり、ほっとしていますが本番は彼が信頼する別の方にお願いする事になります。その方は、もちろんリハから入って頂けるので突然、箏の音を聴くという事にはなりませんから信頼してお願いしたいと思っています。まぁ、ハリウッド映画の様に大成功への道程には何かしらの山や谷があって当然!一つ、一つを登ったり降りたりしながら本番を迎えます。さて坂田明さん用の楽譜を作成しました。明日は、ご自宅へ曲の説明などに伺って来ます。
2015年5月 7日 (木)
GW中の2日間、常滑市民文化会館へ打ち合わせに行くので、レッスンも入れて帰郷しました。おおよそではありますが、過去10回以上は同じ様な催しで常滑市民文化会館を使わせて頂いています。ところが今回に限り打ち合わせで驚くべき発言がいくつかありました。
まずは1曲1曲、例えば古典と現代曲の音響のセッティングを変えてもらう説明を通常通り始めたら、担当者がまるで恐ろしく大変な事の様に驚くのです。「仕事中はあまり音楽に集中できないので、そのような事をするのは難しい」と仰るのです。え?音響担当者が音楽に集中出来ない?その理由を尋ねると、「例えばもしもテロがあった場合、お客様の誘導などにも気を配らなくてはいけないし」と。
思わず「テロ?!」と、事務所に響き渡るほどのひっくりかえった声で仰天する私。オウムが永田町駅を襲った無差別テロはありましたが、常滑市民分会館を襲うテロリストは相当頭が悪いのでは。生徒の中に、そしてたぶんお客様の中にも、例えばビン・ラディンの近親者はいないし、常滑なんかには来ないでしょう。
私はそのエンジニアに言いました。「もしもテロにあった場合、OOさんはミキシングボードについていますよね。テロのことなんてお一人で考え込まなくても、ここにいらっしゃる事務所の皆さんも一緒に考えてくれると思いますよ」と。
吉本新喜劇ではなく、本日本当にあった会話です。
しかしそれにとどまらない驚くべき発言の数々。あまりに面白くて、ここですべてを書くのがもったいないほどですが、もう2つだけ引用を。
「上の者から、あまりレベル以上の事はするな、と言われていましてぇ」
レベル?(自分のレベル?会社の?または設備のレベルなのか不明)
「マイク沢山いるな〜。シールドで足ひっかけないかな〜」
もうコメディとしか言い様がないですよね。
ホールがホールとして最低限に機能しないのは問題ですね。
演奏会は照明、音響などのスタッフとのタッグあっての催しです。
おかげで私も高橋も対策に追われて寝る暇がないほど(現在進行中でもあります)。私がこの街に住んでいた四半世紀以前よりも時代が遅れています。まるで原始時代。常滑市。こんな人達ばかりではないはず。優秀な方も大勢いらっしゃるでしょうに。
担当のエンジニアさん、現存する市の財産なのですから、催し物に関してもう少し前向きに考えて欲しいです。
さて、演奏者たちは最後の追い込みに入りました。
演奏会は人生そのもの。何が起こるかわかりません。こうしておけば良かった、などと後悔する事がないよう、一人一人が知恵を使い練習に励みましょう。
本番は一体どうなるのか。ぜひご来場して見届けて下さいませ。
2015年5月 5日 (火)
常滑にて打ち合わせ。
雑務が山積みです。今月に迫ってきましたので様々な支払いは母と高橋と私で手分けして。
セッティング表。
高橋が作成。小山君が確認し私が最終確認。
常滑市民文化会館スタッフ。山崎さん、杉江さん。12回続けてきた我教室の演奏会ですが初めてのスタッフとあって一からお話させて頂きました。当日、頑張って下さいます!
整理券を郵送させて頂きますので、お気軽に問い合わせ下さいませ。
2015年5月 4日 (月)
さて、次のライヴはこちら:
5月16日(土)
『道Dōjō場』
出演:八木美知依(エレクトリック21絃箏、17絃ベース箏、エレクトロニクス)、本田珠也(ds)
会場: アケタの店
Tel: 03-3395-9507
開場19:30、開演20:00
料金: 2,800円+オーダー
『壱ノ巻』とはひと味違ったテクノ感満載のサウンドも楽しんで頂きます。
私のトリオやダブル・トリオでもお世話になっており、ドイツやポーランドにも一緒に行って頂いた珠也さんは現在、中国・四国地方をツアー中です。日野皓正さんのバンドでも大活躍の須川崇志さん、そして今をときめく守谷美由貴さんも一緒。私が思う日本最強のジャズを身近に楽しんで下さいませ。『道場/壱の巻」のCDも開場で購入できます。
スケジュールはこちら:
本田珠也トリオ
本田珠也(ds)、守谷美由貴(as)、須川崇志(b)
5月4日(月)高松MUSIC BLUE FESTIVAL (会場: Music On The Street)
5日(火)高松MUSIC BLUE FESTIVAL (会場: Concert By The Sea)
6日(水)広島サテンドール
7日(木)松山グレッチ
9日(土)東かがわ珈琲差茶屋「創作」
私と珠也さん。昨年のポーランドにて。
2015年5月 3日 (日)
高円寺UFO Clubにて『坂田明+道場(八木美知依、本田珠也)』で出演させて頂きました。
ぎゅうぎゅう詰めの込み具合で写真が撮れる状況ではありませんでした。お越し頂いた皆様、ありがとうございました。
石橋英子さんのバンドはサウンドががっちり決まっており、素敵でかっこよかったですし、ジム・オルークさんのソロは音質からタイミングから本当にLIVEでやっているのか、と思うほど素晴らしく、言葉がありませんでした。
坂田明+道場は、楽しかったです。坂田さんはミュージシャンとして活動し続ける強さと優しさが音に溢れ老若男女を虜にしてしまいます。そんじょそこらでこうにはなれません。珠也さんは当日なんと宮崎から駆けつけてくれましたが、疲れを感じさせない演奏でした。後半になればなるほど音の厚みが増し、本当に凄いな〜と思っています。
英子ちゃん、お誘い頂きありがとうございました。
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