2021年5月 1日 (土)
「お」箏について考える
最近、なんでも「お」がついているように思います。
第三者から「お家で召し上がってください」というのは良いと思うけど、自ら「お家で頂きます」と言うのはどうなんでしょうか。
このところ「おうち時間を楽しく」というような表現を広告や第三者が盛んに使うようになったからだと思います。そこに勘違いがあると思います。
先日「お食事を頂いて(自宅で)からお出かけします」と言った人がいて、思わず笑ってしまった。
さて、本題の「お箏」。話すと長くなりますが、これにも違和感があります。
もちろん日本特有な芸事ですから「お茶」や「お花」と言う言葉はジャンルとして認識しています。
でも「お尺八」とは言わない。西洋楽器に対し「おピアノ」「おチェロ」「おベース」と言わない。
私が内弟子をしていた頃、師匠は「お箏」と言わなかったので、やはりそれに慣れており、自身で「お箏」とはなかなか言えません。ただし全く使わなかったわけではなく、文章が理解しやすいと感じれば「お」をつけていました。
しかし、無闇矢鱈というのはどうでしょうか。
日常で「この肉、美味しいですよ」と言うより「このお肉、美味しいですよ」と言った方が血生臭くなくてより美味しく感じます。「お」つける事で物のイメージはかなり変わります。
この棲み分けは難しく、ゆるやかな日本語の土台の上に成り立っている、と感じます。
ま、私はあまり「お」を使わない箏奏者です。
5月11日(火)
『道場』(八木美知依+本田珠也)
会場: 公園通りクラシックス
開場: 19時、開演: 19時30分
料金: 予約3,000円、当日3,500円+ドリンク代
今年は東京芸術劇場「ボンクリ・フェス2021」に初登場する「道場」!
25名様限定でお聴きいただきます。
上原基章さんが撮って下さったこの瞬間。結構、絃を持ち上げてますね〜。(笑)
インゲブリクト・ホーケル・フラーテンさんを思い出します。
5月22日(土)
『八木美知依・箏の世界』
出演: 八木美知依(21絃箏、17絃箏、エレクトロニクス)
ゲスト: 須川崇志(コントラバス、チェロ)
会場: 愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)
時間: 17:30開場、18:00開演(公園時間は約90分·休憩含む)
料金: 一般 3000円 、【U25】1500円/チケットの販売は4月16日(金)より開始いたします
※【U25】は公演日に25歳以下対象(要証明書)
※ 未就学児入場不可。託児サービスあり(有料·要予約)/対象:満1歳以上の未就学児/料金:1名につき1000円(税込)/申込締切:5月15日(土)/お申込み·お問合せ:マーマ名古屋 TEL0120-353-528(携帯電話からは052-562-5005) 受付時間 月~金9:00~17:00、土9:00~12:00、日・祝日は休業
※ 車椅子でご来場予定の場合は劇場事務局までご連絡ください
※ やむを得ない事情により、内容·出演者等が変更する場合があります
チケット取扱い
• 愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/
• 愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)Tel: 052-972-0430 10:00~19:00(土日祝休 ~18:00)(月曜定休/祝休日の場合は翌平日)
主催·お問合せ
• 愛知芸術劇場
名古屋市東区東桜1-13-2
Tel: 052-971-5609(10:00-18:00)
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp / event@aaf.or.jp
アクセス: 地下鉄東山線または名城線「栄」駅下車、名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、徒歩5分(オアシス21地下連絡通路または2F連絡橋経由)
• 八木美知依箏曲研究室
yagiquery@yahoo.co.jp
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