« 源氏物語の女君たち I 「桐壺」 | トップページ | 源氏物語の女君たち I 「桐壺」 その3 »

2024年4月28日 (日)

源氏物語の女君たち I 「桐壺」 その2

 明日は、『源氏物語の女君たち I 「桐壺」』公演の勉強会です。
この公演の監修と当日の解説でもご登場頂く陣野英則先生からご教授賜ります。と、言っても私は、朗読の松浦さんとのやりとりを黒子のように聴かせて頂いている、というのが本当のところです。ですが、これがとても面白いのです。平安時代の文法は現代と違い助詞の使い方も異なる部分もあるそうで、古代文法のまま読んでしまうと意味が違う事もありますし、原文で読むにあたって発音やスピードについても細かくお教え下さるのは、音楽にも通じる発見がありとても楽しく黒子を徹しております。

 光源氏といえば、当代きっての琴の名手でしたから数々の名言も残しています。「昼はいと人しげく、なを一たびも揺し按ずるも暇も心あわたたしければ、夜夜なむ静かにことの心を染めてたてまつるべき」は、訳を参考に書けば「昼は、人の出入りが多く押し手や後押し、ユリ、が心が落ち着いてできないが、夜は静かなので落ち着いてそれらをしっかり身につけさせるから(夜に女三の宮に)お教えしたい。」など、箏奏者にとっては
訳を参照しながら原文を読み解いていく方が、現代の作家の作品を読むよりも面白い文章もあります。
登場する手法や楽曲も多々ありますが、それらを参考にしすぎず音楽に取り組みたい、と思っています。
 お早めにご予約ください!

7月13日(土)
箏の顚末vol.13 源氏物語の女君たち 1 「桐壺」
松浦このみ (朗読)
八木美知依(作曲、21絃箏、17絃箏、エレクトロニクス)

会場: MUSICASA 

昼: 14時開演(13時30分 開場)、夜: 18時30分開演(18時開場)

全席自由席
前売り: 4,000円、ペアチケット: 7,500円(前売りのみ)、当日:4,500円、


チケットのお申し込み、お問合せ・グスト・デ・ピーロ

tel:  080-6539-0270(平日10時〜18時)
mai: info@gusto-de-piro.com

原文と現代語訳で朗読します。現代語訳は、シーンによって異なる作家さん(谷崎潤一郎、円地文子、瀬戸内寂聴、林望)のものを。
Photo_20240428223101
Photo_20240428223102


近々の私のLiveは下記です。

5月12日(日)

八木美知依(エレクトリック21絃箏、エレクトリック17絃箏)、須川崇志(b、他)duo

会場: 公園通りクラシックス tel 03-6310-8871

開場: 14時、開演: 14時30分

料金: 予約3,000円、当日3,500円+ドリンク代

そして

5月17日(金)
Germany Moers Festival
 MICHIYO YAGI SOLO



438786112_893945002742404_52921414719403
ドイツ、メールス フェスティバル

八木美知依solo&duo
 共演: 高橋弘子(エレクトリック17絃箏)

5月18日(土)
Germany Moers Festival
Zeena Parkins (harp)、Michiyo Yagi (electric 21 string koto、electric 17 string koto、electronics)duo
438651849_895558529247718_67358532470120
八木美知依(エレクトリック21絃箏、エレクトリック17絃箏、エレクトロニクス)、ジーナ・パーキンス(ハープ)duo


5月19日(日)
 Germany Moers Festival

Michiyo Yagi (electric 21 string koto、electroric 17string koto、electronics)、Christian Lilinger (ds)、Takashi Sugawa (b) Trio
438707532_895251302611774_87085128948513
ドイツ、メールス フェスティヴァル
八木美知依(エレクトリック21絃箏、エレクトリック17絃箏、エレクトロニクス)、須川崇志(b)、クリスチャン・リリンガー(ds)trio

そして帰国後は、公園通りクラシックスさんにて。

5月26日(日)
Pak Yan Lau(p他)、Darin・Gray(b)、八木美知依(エレクトリック21絃箏、エレクトリック17絃箏、エレクトロニクス)トリオ、
ゲスト: 波多野敦子(vl他)
会場: 公園通りクラシックス tel: 03-6310-8871、
開場: 19時、開演: 19時30分、
料金: 予約3,500円、当日4,000円+ドリンク代


Photo_20240428223301
 本日のレッスン。
源氏物語の中にも、「近頃の人は、気取っていて浅薄になりつつある。ある種の琴はもう弾く人がいなくなってしまったとか。」と表記されていますが、うちの生徒さんたちは、長く続いて楽しんでくれている人たちがいます。
黒ちゃんは「千鳥幻想」を17絃箏と合奏して上がりました。
源氏物語でも難しいとされている押し手、後押し、ツキイロの左手技が続く曲でした。

皆さんも是非、一緒に箏を楽しみましょう!
いつでも、気軽に連絡ください。
見学、体験レッスンもできますよ!
概要は、こちらです。



最後までお読みいただきありがとうございました。

 


 

|

コメント

コメントを書く






« 源氏物語の女君たち I 「桐壺」 | トップページ | 源氏物語の女君たち I 「桐壺」 その3 »